秋月で NanoPi NEO/NEO2 用のNASキットが売っていたので、買ってみました。
秋月の説明書きにはヒートシンクが同梱されているとは書いてない(写真には写っていますが・・・)ので、思わずヒートシンクも余計に買ってしまいましたが、これから買う方はキットにヒートシンクが同梱されているので気をつけて下さい。
このNASキット以外に、
- NanoPi-NEO2 (または NanoPi-NEO)
- 2.5インチのHDDまたはSDD(まずは余り物の160GBをつけてみました)
- CR2032コイン型リチウム電池
- 起動用のMicroSDカード(手持ちの16GBを使いました)
- 12VのACアダプタ(秋月で標準的なDCプラグがついているもの)
の準備が必要です。
組み立てにあたっては、
- ハンダゴテ一式(NanoPi-NEO2の端子はハンダ付けが必要)
- プラスドライバ(たぶん+1のもの)
も必要です。
とりあえず、端子をハンダ付けしました。ランド径が小さいので、ハンダ付けしにくいです。
この状態で、別のNanoPi-NEO2 から持ってきた MicroSD カードを挿して Ubuntu-Core で起動して ssh でログイン、適当に /dev/sda1 を mount してやると、中身を見ることができましたので、動作は問題ないようです。
ヒートシンクを付けてみました。
この後、Official ROMのイメージを
https://www.mediafire.com/folder/ah4i6w029912b/NanoPi-NEO2
の下の Official ROMs から nanopi-neo2_debian-nas-jessie_4.11.2_20171103.img.zip をダウンロードして、これを展開、USBイメージライタでMicroSDに書き込んで電源投入します。
ブラウザで、 http://friendlyelec.local/ にアクセスすると、
として画面が出ました。
ユーザー名: admin
パスワード: openmediavault
でログインすることができました。
とりあえず、
- Web管理者パスワードの設定
- タイムゾーンの設定、NTPの有効化
- ホスト名を NanoPi-NAS に変更
- アップデートの確認&インストール
- ディスクのワイプ、ファイルシステム作成
- ユーザーの作成
をしてみました。
この後、プラグインを見てみると、「openmediavault-flashmemory」というのがあり、これを使うと MicroSD への書き込みを減らせるようです。・・・が、インストールを試みたところエラーになりました・・・。
あと、デフォルトで root での ssh ログインが有効になっています。
$ ssh root@nanopi-nas.local (変更していない場合はfriendlyelec.local)
root@nanopi-nas.local’s password: (デフォルトパスワードは fa )
root@nanopi-nas:~# passwd
Enter new UNIX password:
Retype new UNIX password:
passwd: password updated successfully
root@nanopi-nas:~# passwd pi
Enter new UNIX password:
Retype new UNIX password:
passwd: password updated successfully
root@nanopi-nas:~# passwd fa
Enter new UNIX password:
Retype new UNIX password:
passwd: password updated successfully
root@nanopi-nas:~#
として、ログインパスワードは変更しておく必要があります。(もしくは、SSHを無効化したほうがよいかも)
・・・と思ったのですが、/etc/ssh/sshd_config の AllowGroups の項目には root と ssh しかいないので、実際にログインできるのは root だけのようです。